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物忘れの放置は病気になる危険性が

「物忘れ」が初期症状としてあらわれる病気は多く、「物忘れは年のせい」と軽く考えていると大変なことが起こるかもしれません。この記事では「物忘れ」を「加齢による物忘れ」と「認知症」「その他の病気」にわけて解説していきます。

加齢による「物忘れ」

加齢にともなう認知機能の低下

「昨日、なにを食べたかすぐに思い出せない」というような、自分で自覚している「物忘れ」は年齢を問わず、誰にでも起こります。加齢にともなう「物忘れ」も自然に起こる現象です。

生活習慣が招く「物忘れ」

精神的ストレスが溜まっていたり、栄養バランスの乱れた食生活や過労、寝不足が続くと、集中力が低下して物忘れが多くなります。

これは心身に疲れが溜まっているサインですから、十分な休息をとって回復する必要があります。

薬物中毒

睡眠薬、抗うつ薬、精神安定剤などの脳に作用する薬によって物忘れ、知能低下などの副作用の症状を示すことがあるので、異変があれば病院にご相談ください。

ビタミン欠乏症

偏った食生活でビタミンB1・B12・葉酸が不足すると、軽度のうつ・記憶力の低下や錯乱、せん妄などの症状があらわれることがあります。

「物忘れ」からはじまる認知症

「物忘れ」を放置しておくと認知症になるかもしれません。4大認知症(アルツハイマー型認知症・レビー小体型認知症・前頭側頭型変性症・脳血管性認知症)のうち、「物忘れ」が初期症状なのが「脳血管性認知症」と「アルツハイマー型認知症」です。

脳血管性認知症

脳血管性認知症は、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害が原因で脳細胞に異常が起きる認知症。判断力の低下によって、日常生活に支障をきたす病気です。

アルツハイマー型認知症

アルツハイマー型認知症は、脳細胞が委縮する疾患です。初期症状では、昔のことを覚えているのに、最近のことが思い出せなくなるなどの記憶障害が起こり、症状は徐々に進行していき、やがて家族や友人がわからなくなったり、徘徊や幻覚がみられるようになったりします。

物忘れの原因となる主な疾患

認知症以外に初期症状が「物忘れ」であらわれる病気には、脳腫瘍・慢性硬膜下血腫・甲状腺機能低下症などがあります。

認知症に間違えられやすい「物忘れ」

脳腫瘍

頭蓋内にできた腫瘍が脳と神経を圧迫するのが脳腫瘍で、頭痛と吐き気、嘔吐です。記憶力や判断力の低下による物忘れ、手足の麻痺やけいれん、視野が狭くなるなど、さまざまな症状が生じます。

慢性硬膜下血腫

頭部の打撲などが原因で、脳を包む膜と脳の間にできた血腫が脳を圧迫し、頭痛、記憶力の低下、手足の麻痺や意識障害などの症状がでますが、手術で血腫を取り除くと回復します。

水頭症

脳腫瘍や頭蓋骨内での出血などの原因で、分泌された髄液が溜まり、脳圧の上昇により脳室がふくらんだ状態が水頭症。物忘れなどの記憶障害や意欲の低下、歩行障害、尿失禁などの症状が特徴です。

甲状腺機能低下症

甲状腺ホルモンの分泌や作用の低下が起こる免疫異常疾患で、皮膚のカサつき、むくみ、生理不順、物忘れ、集中力や思考力の低下などの症状が起こります。

うつ病

常に疲れがとれず気力が低下し、物事に興味を失う精神的疾患で、投薬治療が必要になることがあります。