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物忘れ対策と緑茶

私たち日本人には身近な緑茶。そんな緑茶に物忘れや認知症の予防効果が期待できるとの実験結果が、次々に報告されています。おいしい緑茶を飲んでいるだけで物忘れ対策になるならば、とても楽ですね。ここでは、緑茶と認知機能との関係について、科学的エビデンスも交えながら詳しく解説します。

緑茶

物忘れ対策と緑茶

静岡県民の健康寿命は全国トップクラス

「自分の意志で自分の好きなことをやれる期間」のことを健康寿命と言います。認知機能を含め、心身ともに健康である期間のことです。

厚生労働科学研究所が発表しているデータによると、静岡県民の健康寿命は、例年全国1~2位。もとより平均寿命自体が長いことで知られる静岡県民ですが、その背景として、緑茶をたくさん飲む文化であることが古くから指摘されています。

緑茶に含まれるテアニンがポイント

緑茶に含まれているアミノ酸の一種・テアニンが、脳の認知機能に何らかの好影響を与えていることが、これまでの多くの実験から示唆されています。
ちなみにテアニンとは、脳内の神経伝達物質として機能するグルタミン酸によく似た構造の物質。変質せずに脳内に取り込まれる物質であることが分かっています。

緑茶を飲み過ぎるとどうなる?

緑茶にはカフェインが多く含まれているので、飲み過ぎると睡眠障害や胃腸障害などを誘発する恐れがあります。また、緑茶に含まれるタンニンには鉄分の吸収を抑える働きがあるため、貧血ぎみの方や妊娠中の方などは、飲み過ぎないようにしたほうが良いでしょう。

物忘れ対策と緑茶に関連する口コミ

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物忘れ対策と緑茶に関連するエビデンス情報

大阪市立大学などによる実験

大阪市立大学、株式会社伊藤園、および介護老人保健施設長安などが、緑茶と高齢者の認知機能に関連する共同研究を行いました。

【方法】
89名の高齢ボランティアを、①テアニン高含有緑茶抹を摂取するグループ、②テアニンをほとんど含んでいない飲料を摂取するグループ、③いずれも摂取なないグループ、の3つに分け、12か月間にわたる観察を行いました。

【結果】
②と③のグループにおいて、人気機能のグラフの傾きは負を描きました。一方で①のグループにおいては、逆にグラフが正を描く結果となりました。
この実験により、テアニンを高含有する緑茶抹の長期摂取は、高齢者の認知機能低下を抑制することが示唆されました。

参考:「テアニン高含有緑茶抹摂取による高齢者の認知症予防効果」(日本栄養・食糧学会大会)
https://dbarchive.biosciencedbc.jp/yokou/pdf/2009/200902712390488.pdf

静岡県立大学による実験

静岡県立大学の横越英彦教授は、緑茶に含まれるテアニンの脳への影響について、ヒトやラットを使った各種の試験を行っています。試験の概要について、教授が公表している記事から一部抜粋してご紹介します。

テアニンは脳の中に取り込まれることがわかったので、生きているラットの脳線条体に直接テアニンを注入して調べたところ、ドーパミンが顕著に増加しました(図3)。ドーパミンは記憶や学習など非常に重要な脳の機能に関与していますので、これは非常に興味深いことです。実際にラットによる学習実験でも、テアニン投与による記憶力の保持は確認されました。
 また、テアニンのリラクゼーション効果を調べるために、ヒトの脳波を解析してみました。テアニンを200mlの水に溶かして飲んでもらい、その前後の脳波の変動を測定しました。すると、単なる水の摂取時にはα波が観察されませんでしたが、テアニン摂取の場合は40分ほど後にα波の顕著な出現が観察されました。

引用:「脳機能に影響を与える食品成分」
http://www.nyusankin.or.jp/health/health1-20.html

【まとめ】緑茶から水分補給をする習慣を

水分補給の一手段として、普段からペットボトルの水や紅茶などを持ち歩いている人が多いようです。

もちろん、水でも紅茶でもコーヒーでも、お好きなものを持ち歩いていれば良いのですが、もし嫌いでないならば、今後、緑茶を持ち歩くようにしてみてはいかがでしょうか?

健康寿命の長い静岡県の方々にならい、緑茶を毎日の習慣にすることをおすすめします。