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認知機能の検査

認知症の早期発見・早期診断につながる、認知機能の検査についてまとめています。どのような検査をするのか、検査でどんなことがわかるのかをチェックしておいてください。

認知機能を早期に測定する重要性

認知機能とは、思考・学習・記憶・判断といった知的機能のこと。認知機能の低下は認知症を招くと言われていますが、症状にいち早く気づければ早期対応ができるようになります。早期に発見できた場合のメリットは以下のとおり。

今後の生活に必要な準備ができる

症状が軽度なうちに、本人はもちろん、家族も認知症への理解をしっかりと深められます。また、今後の生活に必要なものの準備や、介護保険サービスを利用するといった環境の整備も落ち着いて進められます。

症状が一時的なものか、治るものかを判断できる

認知症の原因となる病気には、慢性硬膜下血腫・正常圧水頭症といった、早期に治療を受ければ改善が見込めるものもあります。早めの受診や診断で、病気を発見することが重要です。

症状の進行を遅らせられる場合がある

アルツハイマー型の認知症であれば、早い時期から薬を飲んだり専門的なケアを受けることにより、症状の進行をゆるやかにすることが可能な場合もあります。ただし、服薬による効果には個人差があります。

認知機能が低下するとどうなる?

認知機能の低下に伴い、以下のような症状が現われることがあります。

記憶障害

一般的にいう物忘れです。「朝食に何を食べたかすぐ思い出せない」といった体験の一部を忘れてしまう生理的健忘(加齢に伴う一般的な物忘れ)と、「朝食を食べた」という体験自体を忘れてしまう病的健忘(認知症の物忘れ)があります。

失語

言語機能が低下することによって起こる、「うまく言葉を話せない」「言葉を理解できない」といった症状。「あれ、それ」といった代名詞が会話中に増えることがあります。

失行

手足にマヒなどの問題はないのに、衣服を着脱するなど、日常生活における簡単な動作ができなくなることを指します。

失認

目や耳に問題はないのに、見えているもの・聞こえているものが何なのかを理解できない状態です。知った街並みや人の顔が認識できなくなり、迷子の原因となることもあります。

遂行機能障害

遂行機能とは、ある目的を達成するために計画や順序を立てて物事を進めることです。この機能が低下すると、料理などをスムーズに進められなくなります。

認知機能を測定できるツール紹介

自分の認知機能が現在どれくらいなのかを、気軽に測定できるツールがあります。それが、脳活性総合研究所が三重大学医学部附属病院認知症センター長の佐藤正之医師の監修で制作した「脳検」です。ネットに接続できるパソコン・スマホ・タブレットがあればすぐに受検でき、解答終了後にはすぐに脳年齢などの結果を知ることができます。

定期的に受けることで脳機能が維持できているのか、低下しているのかを知ることができ、認知症のリスクに備えることのできる優秀なツールです。

認知症は、一度発症すると完治ができない病気です。早期発見・対策が予防のカギとなるため、物忘れなどが気になっている方はこういったツールを活用するとよいでしょう。